7月20日 第13ステージ ブールドワザン〜バランス 169.5km

サガンが3勝目…マイヨベール争いの独壇場

やはりサガンのコメントを聞き出したいと群がる各国記者 © ASO

【バランス(フランス)山口和幸】ボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)が最後のスプリント勝負を制し、第2、第5ステージに続く3勝目。大会通算11勝目を挙げた。ポイント賞のマイヨベール争いでも2位以下に大差をつけ、大会最多タイの6度目の受賞に向けて盤石の態勢。

総合成績ではスカイのゲラント・トーマス(英国)がトップと同タイムの集団の中でゴールしてマイヨジョーヌを堅持。総合2位は依然1分39秒遅れでチームメートのクリストファー・フルーム(英国)。

アルプスを越えた選手たちはオーベルニュ・ローヌアルプへ © ASO

厳しい上りもこなせるお祭り男は健在
アルプスの3日間を終え、この日は比較的平たんなステージ。ところが区間2勝を挙げたクイックステップフロアーズのフェルナンド・ガビリア(コロンビア)とロットNLユンボのディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)、キッテル、カベンディッシュ、グライペルらスプリンターの姿がない。アルプスでタイムオーバーとなり失格したからだ。ツール・ド・フランス後半戦の平たん区間で勝つためには、過酷な上りもしのげる総合力がないと栄冠に届かないのである。

各ステージはその難易度に応じて区間勝利者のタイムに規定の比率をかけて制限時間を設定。その時間を超えると失格となる。30年前は興行的な意味合いから救済措置も発動されたが、近年は競技として厳格になったこと、そして区間勝利争いが高速になったことで大量の失格者が出た。

サガン(右)がゴール勝負を制した © ASO

その点でサガンは上りをこなす実力がある。もともとはMTB選手でアップダウンは得意。スプリント力だけを見ればガビリアらに劣るが、そういったタイプの選手がことごとくレースを去ってしまったのだから今後はサガンの独壇場だ。

ツール・ド・フランスの夏祭り的な要素は、近年どんどんなくなっていくが、お祭り男は健在。

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)ゲラント・トーマス(英国、スカイ)
マイヨベール(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)
□マイヨブラン(新人賞)ピエール・ラトゥール(フランス、AG2Rラモンディアル)

ラルプデュエズのアプローチにあるブールドワザン © Laurent Salino

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